転職休暇、満喫中

新卒から6年間働いた会社を退職。転職する前に、やってみたいことを思いっきりやってみることにしました。大好きな南フランス・ニースで地元民のような暮らしをしたい!という夢を叶えたのち、デンマークでフォルケホイスコーレ留学をします。社会人留学に関する情報や生の留学体験記をお届けします。

転職休暇、折り返し(6ヶ月目)

早いもので、転職休暇に突入してから半年。

1年間のワーホリ生活も折り返しに入りました。

 

ここで一度この半年の振り返りをつらつらと書き残しておきたいと思います。

 

転職休暇、開始時はこちら

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転職休暇、2週間目はこちら

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転職休暇中にしたこと

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プライベート

  • ブログ開設(ドメイン取得、GoogleAdSense合格、Google Analytics設定等)
  • Webライティングの勉強
  • クラウドソーシング挑戦
  • 英会話勉強
  • 映画を心ゆくまで見る(半年間で38本)

 

旅行

  • 南フランス(ビルフランシュ、ニース、ムスティエサンマリー)
  • イタリア(ジェノヴァ、チンクエテッレ、ヴェンティミリア、ドルチェアクア)
  • クロアチア(ザグレブ、プリトヴィツェ、ドゥブロブニク)
  • デンマーク(コペンハーゲン、オーフス、オーデンセ)
  • スウェーデン(ヴァドステナ)
  • ドイツ(オクトーバーフェスト、ミュンヘン、ヴィース教会)

 

フォルケホイスコーレ(Nordfyns Højskole)

Inner sustainability

  • 多文化理解ワークショップ
  • 自己理解深化のためのワークショップ、プレゼン
  • リーダーシップ論
  • 持続可能な自分、人生のための構成要素
  • 対話を通した他者理解、自己理解

 

Outer sustainability

  • 持続可能な社会の考察(パーマカルチャー、ブルントラント宣言、ディープエコロジー、生物多様性、生態系、消費とリサイクル-ファストファッションを通して、エネルギーと資源、食肉業界とオーガニックファーミング)
  • 自然の中で生きる(森林浴、ガーデニング、ハーブ、きのこ栽培)
  • 施設見学(オーガニックファーム、ルーフトップファーム、リサイクルセンター、風力発電機、養豚農家、FRILAND)
  • 生きたいコミュニティを選択する
  • ダンプスターダイビング
  • Sustainable Development Goal(SDGs)

 

サブ科目

  • クロフィット
  • アウトドア
  • デンマーク語
  • 鶏小屋作り(DIY)
  • クッキング

 

いま感じていること

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東京でのサラリーマン生活に限界を感じ、海外行きを決めたのも「日本出るんやこらー!」という形で、半ば勢いで日本を飛び出したのが半年前。

(もちろん、退職の手続きはきちんと進めましたよ!)

 

転職休暇の最初の行き先・フランスに着いた時は「本当に来ちゃった…!」という自分でもまだ夢の中のような気持ちでした。

 

この半年間を振り返ると、想像を大きく超える貴重な経験、大切にしたい出会いがありました。

一年前の自分には想像できなかったことです。

 

フランスでの2ヶ月は自分をクールダウンさせるために必要な期間でした。

それに南仏の魅力に取り憑かれている私は、「南フランスの夏」という本当にスペシャルな土地のスペシャルな期間に滞在できて、空気を吸うだけで幸せな気持ちに。

 

デンマークのフォルケホイスコーレ生活も「英語が少しでも上達して、リラックスできれば万々歳かな」という期待値でしたが、期待以上の学びがありました。

フォルケホイスコーレという空間は特別なもので全員が「自分の何かを変えたい」と思って来ているので、それがなんだか不思議なシナジーをもたらします。

 

自分の気持ちに素直になり、話せる環境があることで「自分にこんな気持ちあったんだ?!」「この気持ち、長い間置き去りしてたわ!」という再発見がいくつもあり、それが自分の今後の人生のエッセンスになる気がします。

 

「対話」と「多様性」について、初めて腹落ちした気がしたのもフォルケ生活のおかげです。

人はどこまでいっても違う。だからシェアすることをやめては、諦めてはいけない。これを深く理解できた感覚は、今後の人生で忘れずにいたいと思いました。この言葉が今の自分にはしっくりきます。

対話は、他人と同じ考え、同じ気持ちになるために試みられるのではない。語りあえば語りあうほど他人と自分との違いがより繊細に分かるようにうなること、それが対話だ(対話の可能性、鷲田清一)

 

4ヶ月間、密な時間を過ごしたおかげで家族なようなコミュニティがもうひとつできたことも有り難かった。

 

あと、デンマークの人たちの暮らし方、働き方、教育も「こんな世界があるんだ!」というのを見れたのも収穫。

 

得たものは書ききれないくらいだけど、この生活をするにあたって手放したものの方が多いんじゃかいかと思う。

 

大企業での生活、ステータス、安定した給与、これまでの我慢と努力、新人の時からの決意と夢、それにかけた時間、人と同じ生活…などたくさんのものを手放して、この生活があります。

 

正直にいうと、手放したものの大きさに身震いすることが、今でもあります。

 

けど、「手放した」から「得られた」んだとも思ってます。

今まで頑張って手に入れたから…と勝手に背負いこんできたものを一旦全部降ろして、気持ちに空白が出来たから、いろんなものが吸収できたという感覚です。

 

だから、貴重なものを手放してでも、いま見えている景色が見れてよかった。

学べてよかった。

 

いま思うことは、結局「正直であることが一番強い」!

他の誰でもなく、社会や会社でなく、自分の声を大切にすることを続けたいな、と。

 

あと半年間、自分のためだけに時間を使う、贅沢な贅沢な時間を満喫したいと思います。

転職休暇、満喫中!