ただいまデンマーク・フォルケホイスコーレにて社会人留学中ですが、滞在ビザの種類としてはワーキングホリデービザを取得しました。
自分自身も取る時に他の方のブログを参考にさせていただいたので、これから取得する誰かのために体験談を書き残しておこうと思います。
そもそもワーキングホリデービザとは?
「広い視野を持った青少年の育成」や「両国間の相互理解」を目的として、2国間の協定に基づいて18~30歳(または25歳)を対象に発行されるビザのことです。
観光の他、就学や就労も認められており、その国の文化をより深く体験することができます。
日本国籍を所有している人は、現在22か国のワーホリビザを取得することができます。
原則として、各相手国ごとに一生に一度しか利用することができません。
申請方法や条件などは変更がありますので、申請の際には必ず各国大使館の情報を取得するようにしてください。
デンマーク・ワーホリビザはこんな人にオススメ!
デンマークは、世界最先端の社会福祉、教育、民主主義の国として知られています。
また、近年では「世界で一番幸せな国」としても有名です。
デンマーク生活はこんな人にオススメできます。
- デンマークの最先端の社会福祉、教育制度、民主主義を体感したい
- 北欧のワークライフバランスの取れた生活を見てみたい
- 社会制度のデザインに興味がある
- 幸せの秘訣「ヒュッゲ」を体感したい
- とにかくリラックスして、自分や人生を見つめ直したい
- 北欧が好き
- 「英語を」学ぶのではなく、「英語で」学びたい
- フォルケホイスコーレに興味がある
「フォルケホイスコーレ」に関してはこちら
デンマーク・ワーキングホリデービザを申請するには?
デンマーク・ワーホリビザの概要(2018年現在)
- 申請年齢:18~30歳(申請時の年齢)
- 滞在可能期間:最長1年間
- ビザ発給人数:無制限
- 就学できる期間:制限なし
- 就労できる期間:6ヶ月
- 申請料:無料
あくまで現時点の情報ですので、申請時には大使館の情報を確認するようにしてください。
デンマーク大使館:ワーキングホリデーページ
なお、滞在期間が3ヶ月以内の場合は観光ビザが適応されますのでビザの申請は必要ありません。
デンマーク・ワーホリビザ申請手順
STEP1:申請方法を決める
デンマークへワーホリビザを申請する方法は2種類あります。
- 東京のデンマーク大使館へ紙で申請する
- 移民局HPから電子で提出する
私の場合は、下記の理由で紙での申請を選びました。
- 東京在住で大使館へのアクセスがよかった
- 個人的には紙での申請の方が安心感がある
- いづれにせよ、生体認証登録で大使館に行かなければならない
今回は、私の体験した紙での申請方法を記載していきます。
電子での申請はこちらから
Ansøgning om opholdstilladelse til Working Holiday i Danmark
STEP2:必要書類を用意する
申請に必要な書類を用意します。
- 期限が有効なパスポート原本と全ページのカラーコピー×1部づつ
入出国のスタンプが押されていないページも含めて全ページ必要です。
- パスポートサイズの証明写真×1枚
私の場合は、ラフな洋服で撮りましたが、問題ありませんでした。
正装でなくても問題ないようです。
- 英文の預金残高証明書×1部
15,000デンマーククローネ(約27万円)以上の証明書が必要です。
私の場合はネットバンクだったため、電話窓口に申請し、書類が届きました。
ネットバンクでない場合は、窓口での申請、届出印が必要な場合があります。
まずは、銀行の窓口に問い合わせてみましょう。
また、証明書が届くまでに1週間程度かかりますので、余裕を持って用意しましょう。
- 往復航空券×1部
まだ航空券を取っていない人は、往復航空券購入のための資金証明書でも代用可能です。
私の場合は、申請時に航空券を取っていなかったので、英文の預金残高証明書で代用しました。
よって、英文の預金残高証明書は2部用意しました。
- ビザ申請書
ビザ申請書は、デンマーク移民局のHPからダウンロードすることができます。
こちらの「②Complete the application form」→「Printable application forms」よりpdf版、word版をダウンロードすることができます。申請書は全て英語です。
記載内容は、名前、性別、生年月日、パスポート番号、滞在目的、滞在場所等の基本情報です。
また、ビザ申請時、滞在時の注意事項が記載してあります。
私の場合は、pdf版を印刷してから手書きで記入しました。
手書きで書いて間違えてしまった場合は、念のため大使館の方に聞いてから二重線で訂正して対応しましたが、気になる方は新しいフォームに書いた方がよいでしょう。
記入には、1時間弱かかりました。
デンマーク移民局による必要書類チェックリストはこちらから
「①Gather documentation」参照
STEP3:デンマーク大使館に予約を取る
ビザ書類提出のためのアポイントをメールで取ります。
・宛先:tyoambcon@um.dk
・件名:W/H 申請予約 [申請者の氏名]
・内容:下記の内容を記載
氏名、国籍、電話番号、予約希望日
件名に関しては、この件名でないと返信が来ませんのでご注意ください。
また、メール送付時から2〜3週間先の日時を提示されましたので、こちらも余裕を持ってアポイントを取りましょう。
STEP4:大使館で必要書類を提出する
デンマーク大使館に行き、必要書類を提出します。
東京都渋谷区猿楽町29-6
(恵比寿駅より徒歩15分、代官山駅より徒歩10分程度です)
左あたりに「領事部」のドアがありますので、インターホンを押して、ビザの申請に来た旨を伝えてください。
窓口にて対応いただけるので、必要書類を提出してください。
また、ビザ認可時に書類を受け取るための封筒の住所を自分で書きます。
封筒はデンマーク大使館にて用意いただけます。
STEP5:生体認証登録をする
書類申請時に、同時に行います。デンマーク移民局へ提出するものです。
大使館の方の指示に従って、目の虹彩と指紋の登録を行います。
専用の機械で読み取りを行ったので、特に緊張することはありません。
STEP6:ビザの認可を待つ
ワーホリビザが無事に認可されると、デンマーク大使館から認可の手紙が届きます。
認可番号が記載されており、デンマーク滞在時に使いますので渡航時に持って行きましょう。
申請してから、1〜3ヶ月で認可の書類が届きます。
私の場合は、2ヶ月強かかりました。
STEP7:デンマーク国内で移民局に入国の申請をする
デンマークに渡航したら、2週間以内に最寄りの移民局にて入国の申請をします。
移民局がどこにあるかは、現地の方に教えてもらいましょう!
移民局に提出する申請書(現地入手)
大使館から受け取ったワーホリビザの認可書類
上記を提出してから2〜3週間ほどで、「顔写真付きの在留許可証」「イエローカード(保険証)」が届きます。
これで手続きは終了です!
デンマーク・ワーホリビザ申請時期
渡航の2~3ヶ月前から大使館への申請が可能です。
必要書類を用意するのに1週間、大使館への予約がメールしてから2~3週間、大使館へ申請してからビザが認可されるまで1~3ヶ月…
ということを考慮すると渡航の4ヶ月ほど前から動き出すと良いかと思います。
特に、3~6月はワーホリビザの申請が立て込むようなので、余裕を持って行動しましょう。
以上、私の体験談を記載させていただきました。
繰り返しになりますが、ビザの申請条件等は変更になる可能性がありますので、申請時に必ず大使館情報を確認してください。
誰かのお役に立ちますように!