転職休暇、満喫中

新卒から6年間働いた会社を退職。転職する前に、やってみたいことを思いっきりやってみることにしました。大好きな南フランス・ニースで地元民のような暮らしをしたい!という夢を叶えたのち、デンマークでフォルケホイスコーレ留学をします。社会人留学に関する情報や生の留学体験記をお届けします。

「ヒュッゲ」な国デンマークのクリスマス文化

人生で初めてのヨーロッパクリスマスです。

 

サラリーマンで働いていると、クリスマスに旅行はなかなか厳しいのでせっかくの機会を満喫しています。

 

社会人留学中のデンマークでも11月に入ると、街にクリスマスムードが漂っていました。

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本日は、デンマークのクリスマス文化を書いていきます!

 

食べ物・飲み物編

 

Æbleskiver(エーブルスキーワ)

 

丸い形状のパンケーキのようなお菓子です。こちらに、粉砂糖とジャムをつけて食べます。クリスマスが近くなると頻繁に見かけました。

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軽い食感なので、何個でも食べられてしまいそうです。

 

プレーンのものと中にリンゴが入っているものがあります。

 

たこ焼き器のような丸い窪みのある鉄板を使用して焼いていきます。

 

留学仲間がÆbleskiverの鉄板でたこ焼きを焼いてくれたこともありました(笑)

 

 

Gløgg(グロック)

 

いわゆるホットワインです。

 

シナモンなどのスパイスに、干しレーズン、アーモンドが入っているのが特長です。

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クリスマスマーケットでよく売られていて、味は店によって異なります。

 

温めてアルコールが飛ぶことを考慮して、アルコール強め…に作られている気がする。

 

デンマークの冬は平均1℃(体感)なので、寒空の下で飲むとじんわり温まります。

 

ライスプディング

 

お米を牛乳でトロトロに煮込んだものに、シナモンと砂糖を半々にしたものと、バターをかけて食べます。

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これがシンプルでありながらすっごく美味しい!!大好物になりました。

似たようなものに「Ris a la’mande(リサラマンデ)」というものがあり、ライスプディングに刻んだアーモンドを入れ、チェリーソースをかけるものです。

 

刻んでいない粒のアーモンドを入れて、当たった人にはプレゼント!という楽しみ方も。

 

Julekager(ユールケイエ)

 

クリスマスの時期によく食べるクッキーのことです。

 

まずは、Brunkager(ブゴンケー)。他のヨーロッパの国でよく見るいわゆるジンジャークッキーです。

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学校の文化イベントで焼きました。いろんな形にくりぬけば準備も楽しい!

 

それ以外にもバニラ味のリングの形をしたVanillekranseやスパイシーで薄いクッキーのPebernødderがあります。(写真右下あたり)

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オーブンがなくても作れるものとしては、Klejner(クライナー)があります。

飾りこんにゃくのような要領で生地をねじったものを油で揚げます。

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Jule øl(ユールウル)

 

毎年各ビール会社から発売されるクリスマスビールです!

(Jule=クリスマス、 øl=ビール)

 

毎年11月の第一金曜日に解禁され、都市によってはクリスマスビールを無料で配布することも。

 

Tuborgのクリスマスビールはブラウンのビールでした。

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お店によっては、クリスマスビールの生ビールが飲めました。

 

イベント編

 

Julefrokost(ユールフロコスト)

 

直訳するとクリスマスランチ。

 

親しい友人やコミュニティ内でクリスマス料理を持ち寄り、食事をする、デンマーク版忘年会のようなものだそうです。

 

学校でJulefrokostが行われた際には、アルコール・ソフトドリンクが無料で配布されました。

 

また、留学していたNordfyns højskoleでは12月頭にスイーツを心ゆくまで食べるイベントも。これもJulefrokostの一種?

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Luciadag(ルシアデ)

 

聖サンタルシアの日です。

 

白い衣装にろうそくを持って、サンタルシアの歌を歌うのが伝統です。

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正式には12月13日だそうですが、学校行事ではその近辺に行えばOKとのこと。

 

実は私、4歳の時に父の仕事の都合でデンマークに住んでいたのですが、その時に歌った記憶がありました!

 

Nordfyns højskoleでサンタルシアの歌が歌われた時に「これは!?」と思い出し、動画を母に送ったところ「昔歌ってたよ」と。25年前にデンマーク語もまともに話せない時に歌った歌を覚えているとは…記憶って不思議ですね~

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25年前の私

 

クリスマスマーケット

 

他のヨーロッパ各国と同様、デンマークにもクリスマスマーケットを開催する文化があります。

 

写真はデンマーク第二の都市・オーフスのクリスマスマーケット。

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ÆbleskiverやGløggが売っているほか、クリスマスの飾りグッズやノルディック柄のセーターも売っています。

 

クリスマスキャンドル

 

天井からツリーを吊り下げて、そこにろうそくを4本。

 

12月1週目から1本づつキャンドルを灯していき、クリスマスには全部火が灯っているようにする…という風習です。

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写真前の方…見えるかな…

 

クリスマスに向けて近づいているんだな、ということが目で見てわかるのでわくわくした気持ちになります。

 

クリスマス以外にも、デンマークのヒュッゲにとってキャンドルは必須アイテム!

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食事の際やみんなで話す際には必ずと言っていいほどキャンドルに火を灯します。

 

デンマークの冬は日が短く15〜16時頃には暗くなります。

そんな気候を明るい気持ちで乗り切るためのデンマーク人の知恵なのかもしれません。

 

私もデンマークに来てからキャンドルが大好きになりました!

 

 

以上で紹介は終わりです。

 

日本ではクリスマスはチキンやケーキ、デートにディナーにプレゼント…と商業的な要素が強くなっていますが、ヨーロッパではクリスマスは家族で過ごす日

 

そのため、イリュミネーションは派手なものは少なく、クリスマス前後にはレンストランなどは閉店しています。

 

質素で静かな雰囲気のデンマークのクリスマス、とても好きでした。

 

せっかく一年間滞在するので、いろんな季節のイベントを体験していけたらと思います。

 

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